概要及び活動内容
1、概要
 21世紀は、『参加する』『支える』をキーワードにNPOの活動に大きく期待が寄せられ、また行政、企業につづく第三のセクターとしてその機能を果たすことが望まれています。
私たち「どんぐり会」は、高齢者に比較的元気なうちから介護予防に重点をおいた活動を行い、高齢者が目的意識を明確に持って自覚・体感することで、住み慣れた地域で、生きる意欲と主体性をもって暮らし始める課程を支援する活動を推進したいと考えています。
また近年、高齢者への詐欺行為や幼児虐待など紙面に掲載されない日がないほど世の中の歪みが弱者に向かっています。
『参加する』『支える』をモットーに地域住民が関わって、高齢者は子どもたちと交流することにより自信を取り戻したり、高齢者の長い経験に裏打ちされた知恵や、残された人生をゆったりと使うというライフスタイルが、子供たちの育成において助けになったりします。このような多世代間交流により相互支援効果を図りたいと思っています。
2.活動内容
 平成15年4月1日、2町1村が合併し山県市が誕生しました。それにともない、山県市が新事業『山県市高齢者元気生活支援事業』を国庫補助「高齢者の生きがいと健康づくり推進事業」(補助率3/4)を実施するにあたり、「地域の力で運営」というもう一つの目的も実現するため、名称を『どんぐり会』とした有償ボランティアの会員を募り平成15年度・16年度と委託運営してきました。これには、旧町村の高齢者支援活動として行ってきた「ミニデイサービス:高富町」「人生これから会:美山町」「お達者クラブ:伊自良村」の活動が母体となりスタッフもこれらの事業に携わってきた精鋭が核となりました。月1回の定例会、年3回の執行部会、年5回の研修、年1回の先進地視察などで会員の育成をはかり事業計画案、予算案を年度末の総会にて決定し運営、事務、会計処理は行政の指導、助言をうけつつ実施してきました。17年度に至り今後の会の運営、目標が議論され、より一層地域の信頼を得て明るい地域社会の実現に寄与すべく特定非営利活動を行うため、平成18年4月1日より青波福祉プラザの指定管理を受け、18年5月31日特定非営利活動法人『どんぐり会』を設立いたしました。
特定非営利活動法人 どんぐり会